大人の海外個人旅行 (宝島社新書)



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バカにしすぎ

若者、特に若い女性をバカにしすぎていて驚いた。
中高年の筆者は若い日本人女性に相手にされない腹癒せにバカにしているような内容だという印象です。
「中高年は海外ではモテモテ」ってウキウキの章があるくらいだから…
しかも内容は自分のしてきた旅を褒めたたえる自己満足本に思いました。
自分は有名人だから空港でみんながお辞儀をしてきて、飛行機の席も隣りは美女が用意されるとか。。。
自慢話が好きな方以外にはお勧めできない本だと思います。
筆者の人間性に驚きました!

自分と価値観の合わない事は、トコトン断定的にバッサリ否定する人間性に読んでいてウンザリしました。
大人の理想の旅ですね!

著者の旅は、いつもロマンを感じます。
そんな著者(愛称:みどくつ先生)が、「チョー100カ国世界旅行者」としての経験を記したのがこの本です。
あまり旅をしたことない人には、この本の内容にアレルギーを示す傾向にあると思います。
ただ、真のベテラン旅行者にとっては、彼の著が「旅について感慨深く思うのでは!」。
間違いだらけの一般化

この夏に、西本氏の著作によく登場するホテル加宝に2日間滞在し、マネージャーである大山さんよりいろいろお話を伺いました。西本氏がこの本で大山さんのことを「英語がほとんど出来ない」と表現したことに対して大山さんが憤慨し、氏に「そういうことを書くなら、もう泊まりにきてくれなくてもよい」と言い渡しました。(大山さんは昔ハリウッドのレストランで働いていて、マイケル・ダグラスやデニーロと普通にジョークを交わす仲だったらしいです)西本氏がそれに慌ててお詫びの品を送ったとか。それ以来西本氏はホテル加宝を訪ねていません。

その加宝でこの本を購入したのですが(9ドル)、特に読む価値はないと思います。一つの事例や自分の経験を取り上げてすぐに一般化するのが西本氏の得意の議論ですが、一言で言うなら「下らない」。
読者を馬鹿にしている本

 この本の全体の1割を占る第1章に著者の西本氏は若者の海外での形態を全て否定した書き方をしている。  留学やワーキングホリデーや海外青年協力隊などをわざわざ一つ一つの項目別にして、その各々で若者をこき下ろしている。しかし内容は取って付けたレベルでこれに感心するのは当の若者達だろう。

 次の第2章では同じくこの本全体の1割を掛けて中高年の海外個人旅行の利点を色々挙げているが、この第2章の内容も思い付きレベルで大したことは書かれていない。

 どうやらこの本のタイトルで謳ってある大人の海外個人旅行を際立たせる為に、第1章で若者の海外での形態を否定的に扱ったようだが、第1章に限らず第2章の内容も一晩足らずで考えて作った感は否定できない。 第1章に見られるように全てを否定的に書く技法は読者を一瞬は引き付けることはできるが、しっかりした論拠を持たないと非常に薄っぺらなものに成りやすい。
  第3章から著者の旅行体験談としてこの本の本番が始まっているが、この部分の多くは著者のホームページで既に発表されており新鮮さは無い。著者はこれで3冊目の旅行に関する本を出したことになるが、そのどれもが似たり寄ったりの内容である。

 昨今の新刊書がぼうふらのように出ては消えていく状態の原因は、このような安易に促成栽培的に本を出していることだと思う。



宝島社
世界冷や汗ひとり旅